パニック症改善に運動が効くことが研究結果で明らかになっている
パニック症には運動が効くという研究結果が近年多く報告されています。
ただし、運動だけで改善できるというより、あくまでもお薬や心理療法の補助的な位置づけですので、独断で行わず主治医に相談の上で行いましょう。
panicoは主治医に運動をすすめられ、継続して行っていますよ!
パニック症改善のために始めたことはこちら↓
運動がパニックに効く理由
- 暴露療法の一環として機能する
強度の高い運動は、動悸や息切れなど、パニック症の人が恐れる身体症状を安全な環境で体験することになり、暴露療法と同様の効果が得られるとされています。 - 脳内ホルモンの分泌促進
有酸素運動によって、セロトニンやエンドルフィンなどの「幸せホルモン」が分泌され、気分が安定しやすくなります。 - ストレスホルモンの減少
運動はコルチゾールなどのストレスホルモンのレベルを下げ、心身のリラクゼーションを促進します。
実際の研究例
- 12日間のHIITでパニック発作の重症度が40%低下
HIITとは、高強度インターバルトレーニングのこと。ジェニファー・ハイズ博士の研究では、1日おきに20分間のHIITを12日間続けた結果、パニック発作の重症度が大幅に改善されたと報告されています。 - 有酸素運動による長期的改善
ウォーキングやジョギングなどの反復運動は、セロトニンの分泌を促し、不安感や恐怖心の軽減に効果的とされています。
パニック症改善におすすめの運動3選
有酸素運動

有酸素運動とは、酸素を使ってエネルギーを生み出す運動で、心肺機能を高めながら、精神的にもリラックス効果があるのが特徴です。体脂肪の燃焼に加え、呼吸循環器系の機能の向上が期待できます。
| 種類 | 特徴 | レベル |
|---|---|---|
| ウォーキング | 最も始めやすい。 | ★☆☆☆☆ |
| 踏み台昇降 | 自宅でできる | ★☆☆☆☆ |
| ジョギング | 軽いジョギング | ★★☆☆☆ |
| スイミング | 水の浮力でリラックス効果あり | ★★☆☆☆ |
| エアロビクス | 音楽とリズムで気分↑ | ★★★☆☆ |
| エアロバイク | ジムなどで行う | ★★★☆☆ |
ウォーキングがやはり一番始めやすいですね。panicoもウォーキングからスタートしました。
踏み台昇降も気軽にできそうですね。
家に置ける踏み台マシーンも売ってるのですね!
私はまずはウォーキングシューズを購入しましたが、外を歩いていると時々サンダルを履いて走っている人を見かけてびっくり!走れるサンダルってあるんですね。
今後はジムに通いたいな、と考えてます。ジムにもいろいろタイプがあるので、迷うところです。
HIIT(高強度インターバルトレーニング)

HIITとは、High Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)の略で、
「短時間の激しい運動」と「軽い運動または休憩」を交互に繰り返すトレーニング方法です。
- 1分間の全力運動(例:ジャンプスクワット)=最大心拍数の77~95パーセント
- 1分間の軽い運動(例:足踏み)
→これを20分間、交互に繰り返します。
カナダのジェニファー・ハイズ博士が行った研究では、パニック症患者にHIITメニューを1日おきに続けたところ、わずか12日間で患者のパニック発作の重症度が40パーセント低下したとのこと。この20分の運動は暴露療法のセッションを10回受けたのと同じことになるとの結果がでています。
ヨガ・ピラティス

ヨガ、ピラティスは、特に女性に人気のワークアウトですが、似ているように思われがちの両者はそれぞれ特徴があります。
| 特徴 | ヨガ | ピラティス |
|---|---|---|
| 起源 | インドの伝統的な修行法で、数千年の歴史あり | 20世紀初頭にドイツのジョセフ・ピラティスが考案 |
| 目的 | 心身の調和、精神の安定、内面への気づき | 体感強化、姿勢改善、筋肉バランスの調整 |
| 呼吸法 | 腹式呼吸 | 胸式呼吸 |
| 動きの特徴 | ゆったりとしたポーズと瞑想 | 精密でコントロールされた動き |
| 精神面への効果 | ストレス軽減、感情安定 自己認識向上 | 集中力向上、自信回復、心身安定 |
| 身体面への効果 | 柔軟性向上、筋肉の緊張緩和 | 姿勢改善、筋肉強化、体幹安定 |
| 道具 | ヨガマット、ブロック、ストラップなど | マット、ピラティスマシンなど |
| 始めやすさ | 呼吸とポーズ中心で始めやすい | 寝たままの動きが多く、筋力が弱くても取り組みやすい |
| パニック症への効果 | 呼吸法と瞑想で不安緩和 | 身体感覚の安定化、集中力向上 |
panicoとしては、いきなりジムに入るのは敷居が高いので、まずはとりあえず自宅でできるオンラインから始めてみます。慣れてきたら、地域のジムに入るなど検討しています。
無理なく、主治医に相談のうえで始めましょう
運動がパニックに効くというエビデンスはありますが、個人差はあります。持病があるかたは、運動が逆効果になることも。主治医に相談のうえで始めるようにしてください。
何事も継続が大事。最初から負荷をかけすぎると運動が嫌いになったり億劫になってしまいます。何か物事を始めたいと思ったら、3週間継続すると習慣化するといわれています。無理のないところから始めて継続につなげましょう。






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